しゃばけ | 309 is here

しゃばけ

新しく時代小説を買いました。

お金持ち廻船問屋の1人息子で体の弱い一太郎が
人殺しを目撃したのをキッカケに
連続殺人事件の犯人を解き明かす人情推理もの。

この一太郎くんの周りには、なぜか妖怪くんがたくさんいて、
一緒に犯人探しをしていくんだけど、
「どんな物にも魂がある」のような日本の自然崇拝的風情に満ちていて
309的にはとてもおもしろかった。

時代物のファンタジック・ミステリー?

309は「物の怪」とか「付喪神」とか「式神」とか
日本のちょっと古い、神秘的で妖しげな言葉に
とてもドキドキしてしまうタイプなので、
こういうお話は「江戸庶民+α」で楽しいです。

正統派時代小説好きの方はどう思うかわかりませんが、
時代物に興味ない人でも読める内容じゃないかな。

宮部みゆきの時代物も大好きですが、
お初の話が好きな人にはオススメです。



著者: 畠中 恵
タイトル: しゃばけ




著者: 宮部 みゆき
タイトル: 震える岩―霊験お初捕物控