守護神 | 309 is here

守護神

先週末は実家に帰ってまして。


月曜の朝10時から、映画行くというので

とりあえず、行っときました(笑)

朝から映画観たのなんて何十年ぶりだろうか。


ま、タダだしね(笑) (払えよ)





観たのは 「守護神」


ケビン・コスナー主演の沿岸警備隊、

レスキュースイマー(水難士)のお話。

事故や時化で、水難した人々を助ける仕事。


本当に久しぶりに、ハリウッドのこういう映画、

(アクションに入るのかな?)観ました。

たぶん、実家に帰らなければ観なかった映画だと

思います。ええ。


ストーリーは結構ベタと言えばベタです。

簡単に言えば「トップガン」系。

ただ、王道故に良いと思いました。

気持ちのいい王道な気がします。


巷では、「海猿」ハリウッド版だとかって

話もあるようですが、ワタシは「海猿」シリーズを

観ていないのでなんとも比較できません。



「救う」という仕事で生じる「選択」や

それによって覆いかぶさってくる「苦悩」を抱えながら

自分の仕事に立ち向かう姿は、とても感動しました。

ケビン・コスナーが結構ハマっていたと思います。


レスキュー・スイマーという仕事も

同じ「救う」消防士と比べても

実際は消防よりも厳しいのではないかと感じました。

一般の生活に密接しているものではないから

なかなか脚光を浴びないのだろうけど・・・。


映像は、やはりハリウッド。

CGと実際の映像がすごい。

海での波や、水没していく船なんかは

リアルより恐く表現されてるんじゃないかと思います。

波のうねりとか、すごい。

あんな撮影、どうやってやるんだろう・・・。


最初から最後まで、集中して観れたし、

途中、訓練校での撮影の仕方が記録ビデオっぽくなったりと

全体的に面白かったです。

音楽もよかった。

ワタシ的には、最後がもうちょっと違った方がうれしかったけど・・・。

でも、このラストあってのタイトルかなーと。


てことで、予期してなかった割にかなり楽しめました。






ただ、ワタシ。

映画とかに入り込み易い体質で、

主人公の心理とかにシンクロしやすいのです。


しかも影響されやすいので、インパクトがある映画を観たりすると

必ず2、3日。ヘタすると1週間、夢にみます。

なので、戦争モノとかはよっぽど覚悟しないと観れません。


(余談ですが、「マリー・アントワネット」を観た夜も

そんなシーンはないのに「自分が極刑に処される夢」を見ました。

どんだけ妄想力豊かなのかと思います。)


で、

最後に実際にいた昔の水難士達だと思われる人たちの

写真と一緒にニューオリンズのカトリーナ直撃直後の

上空写真が出たんですが。


そのニューオリンズの写真を見た瞬間

劇中の主人公の様々な心情とか、過去とか

「自分だったらどうするだろう」と考えてたこととかが、

一気に自分の中に流れ込んできたみたくなってですね。

心臓バクバクしちゃって、感情に囚われてしまって、

現実復帰するのが大変でした。

頭の中は自分のいろんな感情や想像なんかが

グルグルしてて、現実が遠く、ひいて見えるの。

足が宙に浮いてる感じ。

あ、ちなみにクスリはやってません。



なんつーか、虚構の「映画」だったものが

リアルで生活していた「ニューオリンズ」の「水に浸かった状況」を見て

ワタシの中でリアルさを増してしまったのかもしれません。


どうやら、当初の予定は撮影を

ニューオリンズで行うはずだったらしく、

あのカトリーナの影響で変更され、

そして、あの時ニューオリンズで多くの人を救ったのも

沿岸警備隊・レスキュースイマーだったらしいです。


辛くて厳しい訓練に耐えて、

自分の身を危険にさらしても

人を救うことをで自我を確立する人。


ワタシもかなりマゾですが、

これぞ究極(笑)

それ故、すごいなーと。


訓練内容や、実際の救助の流れなど

知らない世界も垣間見れたので、

満足度は高かったです。